さいたま市北区植竹町に建つ、さいたま市の委託によりNPO法人が運営する放課後児童クラブ
建物中央に12.00x12.00mの正方形のホール(クラブ室)を配し、その外郭に2.50x3.00mの構造コアを風車状に配した平屋建ての計画である
大きくおおらかな空間と、小さくこぢんまりとした空間の組み合わせが、子供たちの多様な活動と創造力を受け入れる器になるのではないかと考えられ設計された
耐震要素となる構造コアは壁式鉄筋コンクリート造で全地震力を負担出来る頑強な構造とした
屋根はそれらの構造コアを繋ぐ鉄骨梁を敷桁として、対角線上に配した木造集成梁+タイロッドの張弦梁により支持する方形の木造屋根である
構造設計に当たっては、耐震安全性の分類:Ⅱ、重要度係数:I=1.25として行った
X・Y両方向ともルート1相当の計算ルートを適用して構造安全性の確認を行った
基礎は敷地内で行った地盤調査結果に基づき、深度7.40~9.15m付近に分布する細砂層を支持地盤とする認定工法の杭基礎で、工法は先端羽根付き鋼管杭の回転圧入工法を採用した