・本建物はおおよそ39.60x33.60mの長方形の平面形状をもつ、地上6階建、塔屋1階建ての病院の用途に供する建物。
・メインの架構はX方向5スパン、Y方向5スパンで、主用スパンはX・Y両方向とも:9.30m又は6.00mで、外周部には鉛直支持架構となる列柱を1.50mスパンに配した計画。
・耐震計画は、建物中央部に2個の耐震コアを設け、ねじれ制御も兼ね外周部の要所に耐震壁を配し、地震力のほぼ100%をRC壁で負担する。
・平面、立面形状とも整形であるが、2階の中央部が大きくに左右のエリアを渡り廊下のみで繋がっている。また、南側には一体となった鉄骨造のカフェテリアゾーンが接続している。
・垂壁や腰壁の影響によりせん断破壊が先行し耐力低下となる恐れのある場合は、その接続する部分に完全構造スリットを設ける。
・基礎は良好なローム層を支持層とした、全面2重スラブ形式のベタ基礎である。