埼玉県川口市芝1丁目に建つ鉄筋コンクリート造、地上3階建ての児童福祉施設
建物中央に園庭を配したコの字型の平面計画で、立面計画は前面道路側の南部分を3階建て、その他を2階建てとしたものである
建物の規模、形状及び耐震要素となる柱量・壁量の多少やバランスなどを総合的に考え、エキスパンションジョイントを設ける必要性はないものと判断して建物全体を一体の構造として設計を行った
おおよそ67.00x27.30mの長方形の中央東側に32.00x14.00mの園庭を配したコの字型の平面形状ち、架構形式は、X・Y両方向とも耐震壁付ラーメン構造
X方向9スパン、Y方向4スパンで、主用スパンはX方向:8.00m,Y方向:7.00mの計画である。
構造設計に当たっての耐震安全性の分類はⅡ、重要度係数:I=1.25
X・Y両方向ともルート1の計算ルートを適用し、許容応力度の確認をすると共に、平19国交告第593号の規定の∑2.5αAw+∑0.7αAc≧ZWAiを満足する十分な壁量・柱量を有している強度型の構造とした
基礎は敷地内で行われた地盤調査結果に基づき、GL-26.93m又は-27.75m以深の細礫層を支持地盤とする認定工法の杭基礎
杭工法は既製杭(SC杭+PHC杭)のプレボーリング拡大根固め工法(高支持力杭工法)を採用した