さいたま市大宮区桜木町2丁目に建つ、地上12階建ての共同住宅
建物はExpansion.Jointで構造的に独立した南棟と北棟の2棟で構成
南棟は14.95x8.95mの平面形状で、間口方向のスパン長さに対する高さの比、いわゆる塔状比が部分的に4を超える塔状建物であることから、地震力を割り増すなど耐震性に配慮して設計を行った
せん断破壊が先行し急激な耐力低下を防止するよう耐震的に有効でないコンクリート壁には完全構造スリットを施した
X・Y両方向ともルート3の計算ルートを採用し、許容応力度及び層間変形角1/200以下を満足をすると共に、十分な保有水平耐力を有している構造とし、
北棟は地上2階建ての壁式鉄筋コンクリート構造である。十分な壁量を有し、国交省告示第1026号に適用した構造とした
基礎は敷地内で行った地盤調査結果に基づき、深度12.7m以深の良好な砂層を支持地盤とするSC杭+PHC杭のプレボーリング根固め工法を採用した