桶川市内に建築中の介護老人保健施設に用いる鉄骨部材の製品検査を製作工場にて行った。
主に部材寸法が規定通り製作されているか?、溶接部は欠陥がなく適切に接合されているか?を立会い検査により確認します。
主柱となる冷間形成角形鋼管(BCR295)の溶接部開先状況の確認
極厚のビルドアップボックス柱にH形鋼の梁部材が任意のレベルで接合可能な工法
大手鉄骨ファブリケーターの開発した日本建築センターのBCJ評定取得工法である
実施の建築に用いるのは本邦初とのこと
本件の模様が「鋼構造ジャーナル」なる業界紙に掲載されるらしい
これもまた、日本建築センターのBCJ評定取得工法である
鉄骨H形鋼はり貫通孔補強工法
はり端部塑性域での貫通や梁成2/3までの大きな貫通孔にも対応可能である
それにしても、建築に用いる工法の多くが大臣認定や日本建築センター評定のもので、それ以外のものを探すことが困難なほどだ。
溶接部の確認
外観検査の他、溶接部が適切に接合されているかどうか第三者による超音波探傷試験を実施
超音波を発信する探触子を当て、内部で反射され戻ってくるエコーで欠陥の有無を測定するものである
製品部材のストック状況(一部)
製作工場は決して大きなとは言えず設備も十全ではないが、担当者にとても熱意があり向上心旺盛といった感じで良く勉強されていると思え、とても好感がもてた。
現場建て方がとても楽しみだ!